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PSPを活用しよう | ||
PSPもその高性能さ故、格好の改造対象として弄り尽くされてきました。 そのかいあって、今現在でリリースされているゲーム機のほとんど(次世代ゲーム機は対象外)がPSP上で エミュレートできたり、UMDのイメージをPSPで吸出し、そのバックアップからゲームが起動できたりします。 しかしその素晴しい機能も純正のアップグレードしてしまったファームウェアではほとんど発揮できません。 そこで、今回そんなことをできるPSPに改造してしまう手順を紹介しまおうという訳です。 *用意するもの* ■PSPを用意してください。 これが無いと始まりません。 新型PSP-2000 も軽くていいですが、ある程度制限があります。(理由はのちほど) 改造に適しているのは、やはり旧型PSP-1000ですね。 ■Memory Stick Pro Duo UMDのゲームは圧縮しても、大体1GB程度あります。大容量の物を推奨します。 私は4GBを使用していますが、特に不便は感じませんね。 大容量ゲームを大量に持ち歩きたい!って方は8GB を購入してみてはいかがでしょうか。 メーカーはマジックゲート対応のソニー製又はサンディスク製を購入しましょう。 ■パソコン パソコンに関しては何でも構いませんが、OSはWindowsXPを推奨します。 USBポート必需。 まぁパソコンからPSPへデータを転送できるならば、まんが喫茶とかでも構いませんが。 ■周辺機器 パソコンにMemory Stick PRO Duoを読み込ませる必要があります。 USBケーブルでPSPを直接パソコンに繋いでもいいですが、 メモリーカードリーダーなるものがあると非常に便利です。 3000円程度で購入できるのでおススメです。 ■パンドラバッテリー →パンドラバッテリー作成、使用方法 パンドラバッテリーとは、Memory Stick Pro Duoに改造を施したMagic Memory Stickと PSPの純正バッテリーに改造を施したJigkick Batteryを指します。 非常に便利なツールで、ダウングレードからカスタムファームウェアの導入まで出来てしまいます。 PSP-1000で、ファームウェアが3.50以下ならばダウングレーダーによる改造も出来なくもないですが、 なかなか手に入らない北米版GTAやルミネスが別途必要になってきたりします。 できることならば、パンドラバッテリーを入手しましょう。 ちなみにPSP-2000の場合パンドラバッテリーが無いとCFWの導入などの改造は出来ません。 本サイトでも作成方法の紹介はしていますが作成には、別途1.50カーネルのPSP、 又はカスタムファームウェア導入済みのPSPが必要になってきます。 それがないと作成不可能な為、ほとんどの初心者のかたがここで心折れます。 *パンドラバッテリー入手方法* ■知人や友人にCFW導入済みのPSP持っている人がいれば作ってもらう。 一番無難な選択だと思います。 このサイトを参照して頂ければありがたいです。 ■Amazon で購入 マジックメモリースティックが作成できる環境があれば、 一番手っ取り早いです。 | ||
PSP-1000をダウングレードする | ||
ダウングレードとは、PSPのファームウェアのバージョンを1.50下げることです。 なぜ下げる必要があるかというと、PSPの初期のファームウェアには、未署名コードが実行できてしまうという 致命的なセキュリティーホールが存在する為です。 そのセキュリティーホールをついて自作ソフトを動かしてしまおうと言うわけです。 つまり、ダウングレードさえすれば、さまざまなツールやエミュレータなどがPSP上で遊べてしまう訳です。 新型PSP-2000に関しては、カスタムファームウェアの導入可能ですが、PSP-1000のようにFW1.50に ダウングレードすることはできません。 大抵の有名どころのアプリケーションはPSP-2000用に作り替えられているので、あまり心配することはありませんが、 PSP-2000では1.50カーネルを要求するアプリケーションを動作させることができません。 カスタムファームウェアさえ導入すれば、PSP-2000用のアプリケーションを動かすことが可能です。 *PSPの初期のファームウェア(FW1.50)でできること* ■エミュレータの導入 ファミコンから64、PS1等様々なエミュレータが導入できます。 ■自作ソフトの起動 様々なアプリやツールが動きます ■カスタムファームウェアの導入 正規ファームウェアに改造を施したものです。 "カスタムファームウェアを導入する"で詳しく紹介しています。 *パンドラバッテリーでのダウングレード* ■PSP-1000 ├全FW→FW1.50 └全FW→CFW3.72M33-2 ■PSP-2000 ├FW3.60→CFW3.60 └全FW→CFW3.72M33-2 | ||
カスタムファームウェア(CFW)を導入する | ||
カスタムファームウェア(CFW)とは、既存の正規ファームウェアに手を加え、FW1.50の状態を保ちつつ、 元となったファームウェアの最新機能も使えるようにカスタムしたファームウェアです。 導入するメリット ■FW1.50の状態を保ったままPSPのFWを最新の状態にする事ができる。■UMDがなくてもメモリースティックから起動可能。 ■PSPでPlayStationのソフトがプレイできる。 ■エミュレータ等の自作ソフトが起動可能。 ■CPU速度を変更できる。 ■WMA FLASHがネットの認証なしで再生可能。 ■リカバリーモードの起動。 ■各種プラグインの導入(チートやUSB充電、スクリーンショット等) 大きくメリットがあるものでこれくらい、他にもCFWでしかできないことがたくさんあります。 逆にデメリット ■カスタムファームウェアの導入はPSP本体の内蔵flashを書き換える為PSPを壊す可能性がある。■改造している為ソニーの保障がうけられない。 ■バージョンによってはバグ持ちの可能性がある。 ■作業は全てにおいて自己責任。 ご覧のとおり、うまく導入できれば、圧倒的にメリットのほうが多いです。 導入方法については各項参照 ■カスタムファームウェア ├3.52M33(PSP-2000不可) |└3.52M33-4 ├3.60M33(PSP-1000不可) ├3.71M33 ||└3.71M33-4 |└1.50カーネルアドオン ├3.80M33 ||└3.80M33-5 |└1.50カーネルアドオン └3.90M33 └1.50カーネルアドオン 導入が完了したらリカバリーモードのセッティングをしましょう。 CFWのリカバリーモードの解説はこちらを参照ください。 | ||
ISO/CSOを起動する | ||
CFWは導入できたでしょうか。 CFWを導入したら、PSPその恩恵を十分に発揮して頂きましょう。 いろいろやりたいところですが、まず手始めに、お手持ちのUMDゲームをバックアップをしましょう。 やり方は使用するツールによってさまざまです。 各記事にて手順を紹介しています。 USBSSS CFWリッピング機能 やり方はいろいろありますが、最終的には同じ"ISO"が出来上がります。 ISOファイルができたら、Memory Stickに転送します。 まずPSPをPCにUSB接続又はMemory Stickを直接カードリーダー等で読み込んでください。 PSPやらVIDEOやらMUSICやらのファイルが出てきたと思います。 そのディレクトリ(ms0:/)にISOというフォルダを新規作成します。 そのISOフォルダに先ほどバックアップした 〜.isoファイルをコピーします。 以上で完了。XMBの"メモリースティック"を確認してください。 いいですよね〜ISO起動。 電池持ちはよくなるし、読み込みは早いし、かさばるUMDを持ち歩かなくてもいいし、 至れり尽くせりですね。 しかし、ゲームにもよりますがISO容量は半端じゃない。 PSPのUMDは最高で1.8Gの容量があります。 1.8Gもあったんでは4GのMemory Stickを使用しても2本位しか持ち歩けません。 そこで、ISOファイルをCSOファイルに圧縮しましょう。 使用するツールは CiSO Converter v1.00 GUI v0.65 CSOファイルに圧縮できたら、ISOファイルと同じようにms0/ISOフォルダにコピーしましょう。 圧縮率は最大圧縮9に設定しても大体2/3程度です。ソフトによっては1/2程度に圧縮できることもあります。 | ||
PSPに各種エミュレータ、自作ソフト(homebrew)をインストールする | ||
何度もくどいですがFW1.50及びCFWは自作ソフト(homebrew)、各種エミュレータを起動することができます。 各ソフトによって導入方法も異なりますが、基本的には、ダウンロードしたソフトをms0/PSP/GAMEのフォルダに コピーすることによりインストールできます。 各ソフトごとにダウンロード、インストール手順、操作方法を紹介しています。
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